たんぽぽ – 민들레 (Dandelion)

2月24日、突然スングァンソロ曲のお知らせが!

と言いつつ、「何かありそうだな」というのは、スングァンペンは大体感じていたと思います(スポ大王のホシくんが、うっかり何かを言っちゃいそうになっていたし)。

「たんぽぽ」「綿毛」といえばよくスングァンがそう言われていますが(髪がパヤパヤだったり、本人のかわいらしさとかで)、ムンビンが最後にツイートしていたのがたんぽぽの綿毛だったので、AROHAさん達もとても大切にしているモチーフだと思います。そして綿毛の奥に月がありますね。

ロハ、たんぽぽの綿毛があった!😀
たんぽぽの綿毛よ〜風に乗って広く遠くまで広がって行きなさい!

僕の大切な人たちのところに
春が来たよって
そよそよ飛んでくすぐってね

この前日には、ASTROが8周年を迎えたデビュー記念日に、シングル ‘Circles’ をリリース。
スングァンは「たんぽぽ」を、お休みに入る前から作業していたと言っていたので、10ヶ月くらい越しで公開したようですが、Circlesを待っていたのかな?とも勝手に考えました。

「たんぽぽ」が公開されてから、去年の暮れにジョンハンWeverseライブ中に起こった、スングァンのシャワーの音が聞こえてしまった事件(大事件)で、シャワーしながらスングァンが歌っていた曲がたんぽぽだったというのもわかりました。スングァンも周りの製作陣も、まさかのスポに焦っただろうな〜……笑

制作には、かねてからスングァンが大好きなチェ・ユリさんの名前がクレジットされておりました。他の方も、いつもチェ・ユリさん楽曲に携わっている方々のようです。

公開前のスングァンのWeverse投稿。

캐럿들 오늘 하루는 어떻게 보냈어요?
전 오늘 진짜 푹 쉬었어요☺️
작년에 쉴 때 부터 작업했던 곡이
이제 두시간 정도.. 뒤에 세상에 공개 되네요
하나도 안 떨렸는데 갑자기 조금 떨리네요
아무래도 저 혼자로서 발매되는 노래는
방송이나 OST 말고는 처음이라..
그래도 그 처음을
민들레로 시작할 수 있어서 행복합니다

곡 작업은 제 버킷리스트에 늘 상단에
자리하는 항목이었지만 스케줄 핑계로
늘 미루고 항상 좀 어려워한 저였는데
이번 민들레만큼은 꼭 미루지 않고 해내고 싶었고
또 좋은 분들 덕분에 용기내서 작업할 수 있었습니다
이번 작업으로 노래 한 곡을 완성할 때
정말 많은 분들의 수고가 들어간다는 걸
다시 한 번 더 깨닫게 됐고
그 과정이 너무 소중한 경험과 배움의 연속이라
잊지 못할 작업기가 됐으며 음악을 더 사랑하게 됐습니다

캐럿분들께도 많은 사람들에게도
이 곡이 조금이라도 닿아서
우리 봄이 오면 민들레 꽃씨를 보고
아주 잠깐이라도 따뜻하게
살아갈 힘을 얻을 수 있으면 좋겠습니다

(이 곡이 세상에 나올 수 있게
도와주신 모든 분들 감사드립니다)

カラットたち、今日はどんな一日を過ごしましたか?
僕は今日、本当にゆっくり休みました☺️
去年、休む時から作業していた曲が
いよいよあと2時間くらい… 後に世界に公開されるんですよね
全然緊張していなかったのに、急にちょっとだけ緊張しますね
いずれにしても、僕一人のソロとしてリリースされる曲は
番組とか、OSTじゃないのは初めてなので…
それでもその初めてを
「たんぽぽ」で始めることができて幸せです

曲を作る作業は、僕のバケットリストの中で常に上位に
位置している項目だったんだけど、スケジュールを口実に
ずっと先送りにして、いつもちょっと難しく思っていたんだけど
今回の「たんぽぽ」だけは絶対先延ばしにせずに完成させたくて
そして良い方々のおかげで勇気が出て、作業することができました
今回の作業の中で、歌を一曲完成させる時
本当に多くの方々の苦労があって作られていくということを
改めてもう一度、気付くことができたし
その過程がとても大切な経験と学びの連続で
忘れられない作業になって
音楽をもっと愛するようになりました

カラットの皆さんにも、そしてたくさんの人々にも
この曲が少しでも届いて
僕たちに春が来たらたんぽぽの綿毛を見て
ほんの少しでも暖かくなって
生きていく力を与えられたら良いなと思います

(この曲が世界に出せるように
 助けてくれた全ての方々に感謝申し上げます)

このスングァンの投稿に、メンバーがたくさんコメントしてくれたのですが、ウォヌのコメントが心に残りました。

늘 행복하자.
한 없이 어렵다가도 쉬운 것이 행복이니까. 쉽게만 생각해보자.😁

いつも幸せになろう。
限りなく難しく考えても簡単なのが幸せだから。簡単にだけ考えてみよう。😁

「幸せは大したものじゃない」というのは、この1年のスングァンとウォヌのちょっとした人生のテーマですね。
インスタでは、メンバーやチェ・ユリさん達制作陣だけでなく、シンビもストーリーに上げていました。

민들레 꽃씨야
에쁜 봄에
살랑거리다 우리 또 만나

たんぽぽの綿毛よ
美しい春に
そよ風に吹かれて 僕たちまた会おう



韓国語勉強中です
あくまで自分で楽曲解釈を深めるための和訳なので、意訳が多いです

▼ 歌詞原文(引用)

▼ カナルビ

▼ 和訳歌詞

▼ 歌詞原文(引用)
▼ カナルビ
▼ 和訳歌詞

민들레 꽃씨 하나 나에게 다가오는 그런 날엔
어제는 잊은 듯이 하루를 살아가
민들레 꽃씨 하나 나에게 다가오는 그런 날엔
살랑이는 봄바람 맞으며 걷지

みんどぅれ こっし はな なえげ だがおぬん くろん なれん
おじぇぬん にじゅん どぅし はるるる さらが
みんどぅれ こっし はな なえげ だがおぬん くろん なれん
さらんいぬん ぼんぱらん まじゅみょ こっち

たんぽぽの綿毛がひとつ僕に近づいてくる、そんな日には
昨日を忘れたように一日を生きていく
たんぽぽの綿毛がひとつ僕に近づいてくる、そんな日には
そよぐ春の風に吹かれながら歩くんだ

어제는 어떤 날을 보내고 나서 집에 오는 길에
코끝을 간지럽히는 그 꽃씨에다
너는 대체 어디로 또다시 날아갈지 모르지만
나는 너 덕분에 낮을 사랑하곤 해

おじぇぬん のっとん なるる ぼねご なそ ちべ おぬん ぎれ
こっくっちる かんじろぴぬん ぐ こっしえだ
のぬん でちぇ おでぃろ っとだし ならがるち もるじまん
なぬん の とっぶね なじゅる さらんはごね

昨日、ただ一日を過ごしてから家路につく途中で
僕の鼻先をくすぐった、たんぽぽの綿毛
君は一体、今度はどこを飛んでいくのか知らないけど
僕は君のおかげで昼を愛してみたりする

소중한 너는 내게 봄바람 타고
사랑을 속삭이며 한 줄기 빛에
마음을 가득 담고 오랫동안 나를
설레이게 해 붕 떠 있게 해 또 난

そじゅんはん のぬん ねげ ぼんぱらん たご
さらんうる そくさぎみょ はん じゅるぎ びちぇ
まうむる かどぅっ たんご おれっとんあん なるる
それいげ へ ぼん っと いっけ へ っと なん

大切な君は、春の風に乗って
僕に愛をささやいて、一筋の光に向かって飛んでいく
心をいっぱいに満たして、これからも長い間僕を
ときめかせる ふわりと持ち上げてくれる
僕はまた

이제 따듯한 날들에다
네가 전한 그런 온기들 또 사랑을
전해야만 하는 거지
얼마나 걸릴지도 몰라
그저 사랑을 말하며 그 꽃씨에다
마음을 전해야만 해

いじぇ たとぅたん なるどぅれだ
にが じょなん ぐろん のんぎどぅる っと さらんぐる
ちょねやまん なぬん ごじ
おるまな ごりるじど もら
くじょ さらんぐる まらみょ く こっしえだ
まうむる じょねやまね

これから暖かくなっていく日々に
君が伝えてくれたこのぬくもりを、愛を
僕は広めていかなくちゃいけないんだね
どれくらいかかるかはわからない
ただ愛を口に出して、その綿毛に
僕の気持ちを伝えなくちゃいけない

소중한 너는 다시 봄바람 타고
그때의 우리 같은 한 줄기 빛에
가득 담긴 추억은 한참 동안 너를
바라보게 해 살아가게 해 또 난

そじゅんはん のぬん だし ぼんぱらん たご
くってえ うり がっとぅん はん じゅるぎ びちぇ
かどぅっ たんぎん ちゅおぐん はんちゃん どんあん のるる
ぱらぼげ へ さらがげ へ っと なん

大切な君は、また春の風に乗って
あの頃の僕たちみたいに、一筋の光に向かって飛んでいく
いっぱいに満たされた思い出はしばらくの間、君を
見つめて 生かしてくれる 僕はまた

이제 따듯한 날들에다
네가 전한 그런 온기들 또 사랑을
전해야만 하는 거지
얼마나 걸릴지도 몰라
그저 사랑을 말하며 그 꽃씨에다
마음을 전해야만 해

いじぇ たとぅたん なるどぅれだ
にが じょなん ぐろん のんぎどぅる っと さらんぐる
ちょねやまん なぬん ごじ
おるまな ごりるじど もら
くじょ さらんぐる まらみょ く こっしえだ
まうむる じょねやまね

これから暖かくなっていく日々に
君が伝えてくれたこのぬくもりを、愛を
僕は広めていかなくちゃいけないんだね
どれくらいかかるかはわからない
ただ愛を口に出して、その綿毛に
僕の気持ちを伝えなくちゃいけない

민들레 꽃씨 하나 나에게 다가오는 그런 날엔
어제는 잊은 듯이 하루를 살아가
민들레 꽃씨 하나 나에게 다가오는 그런 날엔
살랑이는 봄바람 맞으며 걷지

みんどぅれ こっし はな なえげ だがおぬん くろん なれん
おじぇぬん にじゅん どぅし はるるる さらが
みんどぅれ こっし はな なえげ だがおぬん くろん なれん
さらんいぬん ぼんぱらん まじゅみょ こっち

たんぽぽの綿毛がひとつ僕に近づいてくる、そんな日には
昨日を忘れたように一日を生きていく
たんぽぽの綿毛がひとつ僕に近づいてくる、そんな日には
そよぐ春の風に吹かれながら歩くんだ


Credits

Lyrics최유리, 승관
Composed최유리, 승관
Arranged최유리, 문지혁
Piano문지혁
String융스트링
String Arranged권영차
Recorded정은경@Ingrid Studio
Mixed고현정@KOKO SOUND STUDIO
Mastered권남우

あなたが私を生かす、あなたが私を鼓舞してくれる、というのは ‘You Raise Me Up’ を連想しましたし(あれは宗教歌だけども)(まあでも信仰は愛のようなものでもあるし)、「一筋の光」は、天使の梯子を、そして幼かった頃の漠然とした、でも真っ直ぐ強く抱いていた希望をイメージさせもします。なんだか「僕」の個人的な半径数メートルの話ではなくて、「僕と世界」という大きなスケールの話のようにも感じます。「君」が固有のものでなく、この大きな優しくて美しい世界の一部に溶け込んだような、世界そのものが優しい君になったような。手の届くところにある(いる)ものではなくて、ふわふわ漂う大きな愛が、自分とは離れた場所から、でも確かに自分を包み込んでくれているという確信。

スングァンとムンビンの友情が、どれほど深いものだったのだろうかと考えて、涙が出ます。

個人的な話(例えば、悲しいとか、あなたが恋しいとか)ではなく、そこから一歩も、何歩も踏み出して、広い空の下で風が吹いてくるのを気持ちよく感じるような歌に仕上がっているのは、ひとえにチェ・ユリさんが共同作業してくださったおかげなのかなあ、などと考えました(ビハインドを早く聞きたいよ〜)。

昨年7月に済州島を訪れていたチェ・ユリさん。この作業のためだったのかな〜。ねこかわいい。

歌詞のなかの

僕は君のおかげで昼を愛してみたりする

の「昼」は、きっと昼間の、仕事をして色々な人と出会って日常生活を送っている「僕」のことであって、きっと家路に着く夜道にたんぽぽの綿毛に出会うまでは、夜の「僕」、つまり何でもない、誰のためでもない、ベッドの中に閉じこもった「僕」のようには、昼の「僕」を愛せていなかったのかな。綿毛に愛を教えてもらって、そこから踏み出す勇気が出たのかもしれない。

先日、スングァンのWeverseライブで「時間がたっぷりあったら何をして過ごしたい?」と聞かれ、「一週間くらい済州島に行って外で風に当たりながら過ごしたい」と答えていたのが印象的でした。スングァンにとって故郷とは、誰かに会ったり何かをしたりするのはもちろん、風を感じたい時に帰る場所なんだなあ。


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コメント

  1. ハンナ

    突然コメントすみません!
    歌詞の和訳からこちらのサイトにたどり着いて、訳と考察が好きで、たんぽぽの和訳もこちらで見たい!と思っていました。(Chromeでいつでも見られるように開きっぱなしにしています)

    早速上げていただいてありがとうございます!

    たんぽぽもすごくしっくり来て、主さんの文章を見ているだけでまたうるうるしてきてしまいました。。
    君のおかげで昼を愛してみたりする のところ、漠然と好きな表現だなと思っていたのですが、主さんの考察を見てなるほどと思いました。

    ただの他人の、何でもない私ですら、たんぽぽを聴いたり、スングァンの発信するコメントを見るだけで泣きたくなったり、どうしようもない心の震えに襲われるのに、当事者のスングァンはどれだけ辛くて苦しかっただろうと思うと…どんな表現でも表しきれなくて、自分で言語化することができません。。
    主さんがいつも、しっかり、そして優しい言葉で表現してくれるので、代理表現?て言ったらいいのかわからないのですが、なんか自分の中のどうしたらいいのかわからない気持ちが、少しずつ昇華されていっている気がします。

    なんかうまく言えなくてすみません。。。
    主さんいつもありがとうございます、救われています。

  2. kwangdaeppyeo.love

    返信が遅れてしまい失礼いたしました!
    なんと、そのように頻繁に見てくださっている方がいるとは思わず、感動しております……泣

    「たんぽぽ」はスングァンが初めて自分の作品として世に出してくれたものだったので、これは解釈を深めたいと思い、夜中に作業しました(そして夜が明けていました)。
    これから色々なところでビハインドを語ってくれると思うので、それによって解釈も変わるかもと思うのですが、現時点での記録として掲載しました。
    この約10ヶ月、スングァンの動向を注意深く見守ってきたオタクとして、何だか次のステップに進んだ(この表現が合っているとは思わないのですが…)のかな?と、勝手ながら考えました。
    スングァンはいつも自信が無いと言っているし、自分の感情や感覚を表現することを結構躊躇する印象があるので、そんな彼がこうやって作品に仕上げることができたのは、チェ・ユリさんとの出会いやその周りの皆さまのおかげなのかな、とも思って勝手に有難く感じています。

    そんな感謝の気持ちだったりスングァンへの愛でただやっているだけのサイトなので、そう言っていただけるとやってて良かったな!の気持ちです笑
    こちらこそ救われました。ありがとうございます。

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